地方の広告代理店を選ぶなら、ココに気を付けて!

地方の広告代理店を選ぶなら、ココに気を付けて!

 

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どうもこんにちわ、INAZOOです。

 

以前にも記事にしましたが、今回も地方の広告代理店の実情について紹介していきます。

 

地方の広告代理店ってどうなの?
実際、どうなの?地方の広告代理店

 

 

今回はこれから地方の広告代理店に転職を考えている人向けに、どういった点を注意して企業を選ぶべきか、事前にチェックしておくべきことをレクチャーします。

 

というのも、地方の広告代理店ともなると、東京に本社を構えるいわゆる大手代理店等に比べて、会社の雰囲気や給与、社風等の事前情報が著しく少ないです。

 

そうすると、転職時のミスマッチが頻発します。

 

つまり、企業からすれば離職者が多く、求職者からすれば名もなき地方の企業に一瞬転職したという謎の経歴(負の遺産)を残すという・・・デメリットしか生まない状況が頻発しているということです。

 

そういったミスマッチの事前対策として、ぜひ、参考にしてみてください。

 

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地方の広告代理店のメリット

地方の広告代理店を選ぶ基準や注意すべき点を考える前に、地方の広告代理店で働くそもそものメリットについて簡単に触れさせていただきます。

 

なぜならば、次に挙げるメリットを享受できなければ、わざわざ地方の広告代理店で働く意味がないということです。そのため、いずれも地方の広告代理店で働く上でのボーダーラインだと認識してご覧ください。

顧客と共に成長できる

共にどころか突き抜けとるな。

地方の広告代理店で営業、プランナー、クリエイティブいずれかで働くとすれば、クライアントとなるのは当然地方の企業になります。

 

そのため、いわゆる電通や博報堂といった広告代理店で扱うようなナショナルクライアントへの提案はまずあり得ません。

 

また、地方の企業は、その資金力や知名度、商品力といった点でナショナルクライアントに遠く及ばないのも事実です。

 

しかし、その反対に大いなるポテンシャルを秘めていることも事実で、誰にも知られていないような原石が地方の企業にはあります。

 

そういった原石を見つけるところからプロデュースできるのは、広告屋としての醍醐味であることに違いはありません。

 

つまり、未だ見ぬ原石たるクライアントやその商品を自分の企画やクリエイティブ力で、全国や世界でも有名なものに変革していける、やりがいの伸びしろがあるということです。

 

これは、実にワクワクする響きですよね。大きな仕事ができなくても、一緒に大きくなる、これが地方の広告代理店の最大の醍醐味です。

地方に眠る、原石が仕事の対象

「顧客と共に成長できる」というキーワードにも通じますが、地方のクライアント向けに広告会社として提案をする醍醐味は、その商材がダイヤモンドの原石である場合が多分にあることです。

 

それは、人(歌手やタレント)でもあり、伝統工芸やお土産品、衣類等々。いくらでもダイヤモンドになりうる要素はあります。

 

しかも、今は圧倒的にWebでのプロモーションが優位な時代です。そのため、キー局のTVCMに出稿しなくても、いくらでも社会的なムーブメントは起こせるものです。

 

例えば、これなんかどうでしょう。

 

 

毎年話題の五ヶ瀬ハイランドスキー場のCMですが、これも九州の名もなきスキー場の広告です。制作は電通九州ですが、クライアントはめちゃめちゃ地方ですよね。

 

このプロモーションの後に、良くも悪くも五ヶ瀬ハイランドスキー場は全国的に認知度を向上させ、日本最南端で最も有名なスキー場となりました。

 

また、顕著な例で言えば、安室奈美恵さんやSPEED(ちょっと、いやだいぶ古いか・・・)等、昔は沖縄出身のコンテンツであればどれをとっても全国的にヒットする流れがありました。これもブランドです。

 

沖縄の場合はかなり特殊ではありますが、他の地方であっても、過去の成功例や広く認知されている人々の感覚や認識を、自分のプランで変えることさえできれば、強烈なブランドを構築することができます。

 

この地方発の強烈なブランドを構築した経験こそ、都内の電通・博報堂で何となく在籍していてCD(クリエイティブ・ディレクター)にすらなっていないキャリアと比べれば、圧倒的優位な実績ですし、その後の自分のビジネスの糧にもなります。

組織、クリエイティブ共にハッカブルなのが地方

地方の広告代理店であれば(大手広告代理店の支店を除く)、無論組織も地方的なものです。地方的だという意味合は、良くも悪くも年功序列で未だに紙を使ったコミュニケーションが横行していたり、給与面等の待遇もままならない・・・こんな状況です。

 

また、その地方によって異なりますが、今では当たり前であるSNSや運用型広告などのノウハウもほとんどありません。そのために、地方には無数のWEBに強い、あるいは専業のエージェンシーがあり、パワーバランスとしては広告代理店を凌駕しているような状況があります。

 

このように、地方の広告代理店は今東京をはじめとした都市で起きている広告代理店の変革に全く追いついていません。

 

ということは、ものすごく変革が起きる時期でもあり、その変化の波にも乗じることができるポジションだということです。

 

そんな地方の広告代理店だったら・・・そもそも要らないのでは?と思うところですが、やはり、マスメディアも絡めた総合的なプロモーションというのは広告代理店の最大の強みであり、WEB屋にはない感覚です。

 

総じて、未だ未だ変化が追い付いていない、時代についていけていない淘汰される一歩手前の広告代理店が多いため、見方によっては非常にハッカブルな組織でもあります。

 

働き方や自社の強み、中央(東京や大阪)から優秀なクリエイターを移住させてくる等、やり方によってはものすごく限定的な強みを持った組織に変えることもできる、改革の伸びしろしかない点も最大の魅力です。

 

広告代理店のリブランドって、この本末転倒感が逆にワクワクしませんかね?

挑戦という意味で、遊べる

地方の広告代理店といえば、やっぱり・・・

 

遊べますね。

 

というのも、クライアント次第ではありますが、働いている人間もクライアントも「予算大丈夫?・・・」「ウチはお金ないから・・・」的な話が絶対つきまといます。もう与件には絶対といっていい程予算がありません。

 

広告を生業にしていて、予算が潤沢と言えるタイミングは何処もあり得ないかもしれませんが、地方の企業は輪をかけて予算がありません。

 

そうなると、慎重になるかと思いきや、案外みんなチャレンジングです。

 

勿論、著作権などの当たり前のラインは守りますが、結構クリエイティブにも遊びが効くのも地方の良いところですね。

 

例えば、これとかもう遊び過ぎですよね。

 

 

・・・もう失うものないし、遊んじゃえ!的なニュアンスが漠然と漂っています。

 

ちなみに、この日進ホールディングスという会社のクリエイティブは何かもう悪ふざけなのでは?と思うくらい遊ばれてます。Youtubeで検索してもらえば出てきますが・・・

 

 

まさかのランボルギーニを乗り回すだけというCM。いや、むしろこれはフィラーなので、天気予報の間流れるCMです。

 

遊び・・・心ありますよね!!ww

 

クリエイティブの年齢層は要チェック

地方の広告代理店あるあるなのですが、東京に比べて全然憧れや華のある仕事という認識はされていません。特に沖縄は顕著ですね。

 

東京や関西の学生であれば、就職したい企業として電通・博報堂は上位にあるはずですが・・・(もはや、違うか・・・;;)、あるいは何か特別な仕事のようなイメージがありますが、地方は異なります。

 

そのためか、学生の積極的な採用が成されず、兎に角・・・高齢化が進みます

 

そして、この高齢化こそが問題です。やはり広告代理店ですので、先ほど述べたメリットを享受するには相応のクリエイティブ力が必要です。

 

しかし、悲しいかなその時生きている現役世代の感覚や世の中の流れを感じ取って、形にできるには年齢的な限界があります。つまり、若い力が必要ということです。

 

勿論、中には長きにわたり消費者から支持される広告を生み出す人もいますが、それはごく僅かな人間です。無論、新しい世代の人が身近にいるからこそ、そういった人たちは感覚を研ぎ澄ましつつも、自分の古い価値観などをそぎ落とし、クリエイティブ力をブラッシュアップしています。

 

十中八九高齢化したクリエイティブ部隊は、既視感や同じトーン&マナーのクリエイティブしか生み出せなくなりがちです。

 

こと、俺は若い奴の感覚を抑えてる・・・的な発言をする人は漏れなくズレていて、クリエイティブ力も高齢化しています。

 

そのため、地方の広告代理店を受ける、あるいはオファーがあった場合に気を付けて欲しい点、特に先方企業に事前に確認した方がいいものが次のものです。

 

<<地方の広告代理店を選ぶ基準>>

① 年齢層

特にクリエイティブ部隊の平均年齢は要チェック

② 定期的な採用の有無

新卒を含む、人材の新陳代謝についてどのように考えているかをチェック

 

もし、あなたがいいなぁと思う地方の広告代理店があっても、在籍しているクリエイティブ局の人間の平均年齢が高く、人材の新陳代謝が進んでいない場合には、全っ然面白いことなんてできない・・・と思っていただいても大丈夫です。

 

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クライアント重視で選ぶべき

地方の代理店はクライアントで選ぶべき
何を誰に売っているのか、重要です。

社内の年齢層に伴うクリエイティブ力の陳腐化は非常に重要で喫緊の課題と言えますが、次に重要なのがクライアントです。

 

具体的には、メインクライアント数と業種、どのくらいの入り込み具合なのかです。

 

勿論、「俺が新規開拓するから関係ねー!」という意見もごもっともです。

 

しかし、地方の広告代理店だと、新規が多かったり、メインクライアントとの関係性が弱いと陥りがちなスパイラルがあります。それが、伝家の宝刀「行政案件頼み」です。

 

つまり、メインクライアントの深堀りや、クライアントのビジネス全体にコミットできていない広告代理店は、目先の数字を追い求めて、行政案件に躍起になります。

 

この行政案件が厄介です。

 

行政案件というと、市町村や県庁の各課が公募を出すものや、観光協会やコンベンションビューローのような組織の案件がそれに当たります。

 

これは、取引の公平性を保つために、毎回コンペとなります。そのため、0か1の戦いで、ロストすれば数字は水泡に帰し、獲得しても行政名物の各種ドキュメント作成に追われます。

 

※各種ドキュメント作成・・・実施報告書、中間監査、精算作業等が付きまといます。

 

これはものすごく非効率であり、地方の広告代理店に魅力を持ってジョインする人にとっては、辛い現実でもあります。勿論、行政の案件はものによってはやりがいのあるものです。しかし、それに数字的に依存するのは不健全だということです。

 

話を戻しますが、そういった悲惨な行政中毒から免れるためにも、その地方のどのクライアントとどのくらい深い関係性を築いており、むしろ一蓮托生な存在と言えるくらい、コミットしているのか、そういった点に注意すべきでしょう。

 

クライアントとの深い信頼関係が無ければ、先述したようないわゆるいい意味での「遊び」や「挑戦」はあり得ません。これは絶対です。いくら奇抜なアイデアや卓越したクリエイティブ力があっても、パートナー企業としての信頼関係がないとそれを形にすることすらできません。

 

<<地方の広告代理店を選ぶ基準>>

③ メインクライアントの把握

どういった業種の顧客をメインにしているのかという点は必ず聞いてください。具体名が聞ければ、全社を占める売上の比率等、もう少し踏み込んだことを聞いても良いでしょう。

④ メインクライアントとの関係の深さ

何年くらい前からの関係性があり、何名くらいの部隊で対応に当たっているのか、つまり、どの程度そのクライアントにコミットをしているのかを机上の空論ではない、具体値で確認してみてください。

⑤ 行政案件の取り組み・依存度合

これは結構重要です。売上比率の中でどの程度が行政案件なのか。あるいは、行政案件に取り組むのであれば、専門の部隊がいるのか、精算やドキュメント類を専業とするような部隊がいるのか、は確認しておくと良いでしょう。

 

重複しますが、地方の広告代理店で働くメリットたる、クリエイティブの冒険やチャレンジという要素は、深いクライアントとの関係性を担保に成し遂げられるものです。

 

また、新規のクライアントへのチャレンジという面においても、複数社の売上の源泉たるメインクライアントがあってこそのチャレンジです。それが覚束ないようなところでは、行政案件ラッシュが待っています・・・。

どの程度の裁量を与えられるか

やりたいことやれるのかという基準

最後に、どれだけの裁量を持って仕事ができるのかという点です。

 

これは、こと地方の広告代理店において言えることですので悪しからず。

 

つまり、電通や博報堂でプランナーやコピーライター、デザイナーとして10年近く働いて、CD(クリエイティブ・ディレクター)になるという王道のキャリアとは全く別の歩み方です。

 

それが、ほぼいきなり最前線で責任を持って制作を担当するということです。

 

地方の広告代理店は、大手広告代理店と違ってそんな10年も20年もかけてクリエイティブの基礎を叩き込むような時間はありません。それこそ昔であればあったのかもしれませんが、今はそんな時間はないと思ってもいいでしょう。

 

先に述べたように、地方のクリエイティブの現場は深刻な高齢化が進んでいます。そのため、彼らが歩んできた下積みのような時間はもはや用意されていないということです。つまり、いち早く現場で戦わないといけいないということです。

 

しかし、これはクリエイティブ部隊の高齢化という背景を鑑みれば至極当然ですし、健全な流れだと言えます。

 

これは働く側としては、チャンスでしかありません。

 

それだけ若い内から現場で案件や制作物をコントロールすることができ、制作物に責任を持つことができるということです。

 

逆に、地方の広告代理店にも関わらず、相も変わらず年功序列的なスタンスがあり、若手のクリエイターがしばらくディレクションに携われないとなると、地方の広告代理店のメリットを享受できないまま、一番クリエイティブのセンスを開花させるべき時期に雑用をして終わることになります。

 

<<地方の広告代理店を選ぶ基準>>

⑥ 年齢に捉われずにクリエイティブディレクションができるか

地方の広告代理店で働くメリットは、東京で10年かかる経験をもっと早く、現場で体験することができるという点です。その分世の中に放つクリエイティブも多いということです。CDになるには~とか、一人前になるには~といったことを話す代理店はお勧めできません。

⑦ 年功序列的風土はあるか

クリエイティブに限らず、社内に年功序列的風土が残っているかは要チェックです。その最たる要素が、社員の語尾に役職を付けるといったカルチャー等々。こういった年功序列を重んじる会社は地方の広告代理店で働くメリットを享受しづらいです。

 

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さいごに

いかがでしたでしょうか、地方の広告代理店を選ぶ基準やその見分け方について説明してきましたが、あなたの実力や成し遂げたい方向性次第では、とても魅力的な経験ができるのも、地方の広告代理店のメリットではあります。

 

どこよりもチャレンジングで、いい意味でぶっ飛んだ企画やクリエイティブが生み出せるのも、地方の最大のメリットですので、都会での業務に疲れたら、そういったキャリアの選び方もぜひ参考にしてみてください。

 

それでは、また。

 

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