会社のトイレは癒しの小宇宙だよ
- 2019.05.17
- ビジネス

どうもこんにちわ、INAZOOです。
みなさん、会社のトイレはお好きですか?
私は好きです。
それは決して現実逃避だとか、居眠りする場所だとか、将又飯を食べる場所だとか、そういった悲しい理由によるものではありません。
至極ポジティブな理由で会社のトイレが好きです。知ってますか?会社のトイレは宇宙空間なのですよ。
謎の宗教や、
胡散臭いセラピーではないよ。
ここで結構な人がページから離脱しましたね。本題に入っていきます。
今回は私の会社内でのトイレとの向き合い方について紹介します。この記事を通して一人でも多くの人の社内におけるトイレライフが実りあるものになってくれたら幸いです。
そして、多くの経営者や総務の方がこの内容に共感いただき、即座に環境改善に励んでいただければ幸いです。
ちなみに、本記事はトイレ掃除をすれば生産性が上がるといった寝言や綺麗ごとには一切触れません。
会社のトイレは無重力空間

会社のトイレは、仕事中に排泄行為をする場所です。
しかし、私はこう考えています。
それは、最も身近でかつ業務に支障のなくリフレッシュ行為ができる場所だということ。
しかも、心身共にです。
つまり、業務の事や人間関係など、あらゆることから一時的に開放される場所だということです。私はこの状態を宇宙空間に例えて捉えています。
会社という場所での重力は、生産性を遮る各種雑音、雑念(ストレス)、こういった類のものです。そういった会社の重力から解き放たれる場所、いわば無重力空間なのが、トイレです。
勿論、こういった重力から解き放たれる場所は他にもあります。
タバコを吸う方なら喫煙所であったり、昼寝をするだとか・・・フリースペースでまったりするだとか、様々な息抜きの仕方はあります。
しかし、どれもいまいち無重力とは呼べません。
例えば、喫煙所(タバコを辞めたので今となっては昔話ですが・・・)であれば同僚や先輩などもやってきて、死にそうな顔してヤニにまみれ、結局社会的に振舞わないといけないものです。
また、昼寝をするといっても会社内、定期的な昼寝を促す事業所もありますが、私は家の自分のベッドでないと寝れない性格です。つまり仮眠ができません。そのため向いていません。
さらに、フリースペースなんざにいようものならフリー故に色んな人間に絡まれたりするのがオチです。
これらに決定的に足りないのがプライベート空間です。
トイレが無重力たる要因として、最も顕著なのがそのプライベートさです。一たび個室の扉を開ければ誰も我々を遮るものはありません。
排泄が伴う癒し

物理的にプライベートなので、遮るものがない。その結果無重力にいるような心地・・・というのは少々論理飛躍な気もします。
私は宇宙に行ったことはありませんが、無重力によって浮遊している状態というのは、当然浮世離れした通常感じられないような感覚であり、おそらく限りなく昇天に近い状態・・・いわば恍惚の極みだと言えます。
この恍惚の極みという状況に思い当たる節はありませんか?きっとあるはずです。
便意を催した時、迫りくる便意の猛威を掻い潜り、辿り着いたオアシス、いやコスモ。この時ばかりは便座の上に座るあなたに光が指していることは言うまでもありません。
排泄行為こそ浮遊状態、つまり人間の持つ自然由来の恍惚誘発行為そのものなのです。ケミカルだとか怪しい薬ではなく、排泄行為をするときに得られる脱力感や体から力が抜けていく感覚、これこそが無重力状態に最も近い現象なのではないでしょうか。
完全プライベート空間と排泄行為がもたらす浮遊状態、このエッセンスが絡み合うことで会社のトイレは名実共に宇宙と化し、その空間には、心身ともにあなたを遮るものもなく、無の境地に達することができるのです。
いや、待てよ。
本当にそうだろうか。
本当にトイレの個室で我々は様々な雑念から解き放たれ、浮遊することができるのだろうか、
一つの疑問にぶち当たりました。
トイレの癒しを遮るもの

先述した通り、会社のトイレは物理的にはプライベートな空間です。そのために私の言うところの宇宙空間だと比喩するのに抵抗はないのですが、果たして完全に重力のない空間なのだろうか。
つまり、物理的にプライベートだからといって本当にすべての雑念や雑音から解き放たれるのか、ということです。
やはりありました、遮るもの。
それは羞恥心です。
いえ、これは大便をするという行為への羞恥心とか見栄を張っているわけではありません。無論、いい大人が社内で大便をすることを恥じてはいけません。堂々と行きましょう。
大便という行為への羞恥心ではなく、どうしてもことに及ぶ際に懸念してしまうものがあります。しかもそれは大便とセットで訪れるもの。
それが、音とニオイです。
音が一番恥ずかしい
音とニオイの影響力、その波及効果を恐れるがあまり、力むべき箇所で力めず不完全燃焼を生んでしまいます。そのトイレ内での忖度こそが癒しの宇宙に存続の危機をもたらします。
いいですか、精神的に遮るものが無い状態こそ大便時のコンフォートゾーンなのです。
そして、ことトイレという世界で言えば、ニオイ以上に人の羞恥心を強烈にえぐるのが、音の方だと言えます。
というのも、トイレですので多少ニオイがするのはご愛敬です。というか基本臭いという認識の元トイレは成り立っています。しかし、音は違います。
音の大きさ、高さ、長さによって体調や物の大きさまで推察されるのは強烈な辱めです。それが忖度を生むのです。勿論、新型のオフィストイレであれば上記いずれの悩みに対しても解決可能な機能を備えている場合もあります。
音とニオイから読み取れるものは?
昔(3年前)、屁の音や臭いと健康の関連性について熟考し酒の肴にしたことがありました。いや熟考とは程遠い強烈に浅い論考です。すごく暇であればコチラをご覧ください。本当くだらないです。
ご存知でしょうか? 音姫を。
これは革命的なアイテムです。きっと開発チームも私と同じくトイレを宇宙だと思っているに違いありません。
音姫を使うと、大便をするや否や鳥の声やそよ風、水のせせらぎのようなものが聞こえます(※実際は自然の流水音)
私が思うに、音姫に一番合うのは森山直太朗の唄声かなぁと。水のせせらぎとあの絶妙な高音が奇跡のハーモニーを生むはずです。
いいですか、経営者の皆さん、御社に音姫が無かったらすぐさま総務に命じて購入してください。これだけで社員の生産性は飛躍的に上がります。いや、本当、たぶん。
音はイメージギャップが大きく、too恥ずい
音が特に恥ずかしい理由として一つ挙げるのであれば、それはキャラとのギャップが付きやすいということです。
つまり、ニオイは先述した通り、基本的には臭いものという認識が一般的ですので、例え普段からスマートな人間でも多少臭くても気になりません。
しかし、普段から重低音の男らしいバリトンボイスで話す方がピーピー言っていたり、気張った際の屁がソプラノであった場合は結構なイメージギャップを生みます。
つまり、ベッカムが話をしたら案外声高かった時ばりのガッカリを生みます。これが究極に恥ずいのです。
例えばこれが異性に対するものであれば、少しはかわいいとも思えるかもしれません。
想像してみてください。
いつもは非常に厳格な顔をしていて渋めな声で部下に指示をする佐藤浩市のような上司が、何かの拍子で声が裏返ってしまったとしましょう。日頃からこの上司に好意を寄せている女性社員であれば、その声の裏返りを「かわいい」とでも思うかもしれません。
しかし、話は同性のトイレ。どんなに渋くてスマートな上司だろうが、屁が爆裂音のように炸裂したり、妙に高音の蚊が耳元に飛んできたかの如きサウンドであれば、少し弱みを握ったような気持ちになり、ほくそ笑んでしまいそうです。いや、音の良し悪しに依っては、苛立ちすら誘発するものです。
高音だったらむしろ親近感湧くけどな。
いずれにせよ、かわいいだとか親近感というのは、聞き手の気持ちであって、意に反して高音や爆裂音をかました時の当事者はなかなか恥ずかしいものです。
つまり、この音の良し悪しによるイメージギャップが余計にトイレでの浮遊状態を妨げるのです。つまり完全燃焼ができないのです。
誰も気にせずに思いっきりお尻に力を入れるあの感覚、忘れていませんか?
トイレは用を足すだけが目的に非ず

トイレが癒しの宇宙だということは存分にご理解いただけたことでしょう。
しかし、会社におけるトイレが何故そこまで重要であるのか、それは効率よく気持ちのコントロールができる場所だからです。
働いていたら様々な息抜きやリフレッシュの仕方があります。社内にフリードリンクやバーを設置したり、ゲーム大会を開催したり、まぁとにかく各社様々なレクリエーションを企画していますよね。それはそれで大いに効果的だと思います。
そういった独自の癒し企画も然ることながら、短い時間で誰もが利用する導線に享受できる癒しがトイレです。癒そうとかリフレッシュしようと思って行う能動的な癒しではなく、利用するだけでリフレッシュできる受動的な癒しの場所の方が、非常に効率が良いのです。
生産性や精神衛生に悪影響を及ぼすストレスや不満というのは、長期的に降り積もった腐敗物から生成されるものです。そしてそれは、貯めれば貯める程に無くなった時の反動も大きいものです。
そのため、できるだけ時間をかけずに日々マメな程に切り替えることができ、ストレスを溜めない環境があると、尚良いということです。
では、そんな役割をトイレが担えるのか。
会社のトイレは決して用を足すだけの場所ではないと申し上げました。
一息ついたり、違う空気を吸ったり(良いも悪いも)、反省したり、やってやろう!と奮起したり、子供の写真をこっそり眺めたり・・・
このように、用を足すだけではなく、様々な用途があります。いずれにおいても、何か感情をリセットしたり鼓舞するような場所だということです。
これは場所という意味合だけでなく、用を足す際の身体から何かが出ていく感覚なども、そういった感情や気持ちの切り替えを促進するのです。
仕事をしていれば、気持ちを切り替えたり、自分を鼓舞したりとメンタルをコントロールすることが要求されます。そのメンタルコントロールにどんな社員でも生きていれば必ず利用するものであり、無駄なく教授できるのがトイレなのです。
会社のトイレにこれ置いたらどう?
トイレがいかに会社にとって重要で、社員の生産性や精神衛生状態に好影響を及ぼすかについて説明してきましたが、ここで提案です。
いなだが選ぶトイレにこれ置いたらもっと宇宙になるんじゃね?というものを紹介しておきます。
どうぞご検討ください。但し、よくあるトイレの名言といったクソコンテンツは推奨しません。悪しからず。
電子キャンバス
用を足しながら、芸術に触れる。説明不要ですよね。これがテレビだったらもはやリフレッシュどころか昼飯食べにくるヤツとかもいそうなので、芸術を楽しみます。用を足すごとに変わる、名画の数々。トイレとの奇跡のコラボですね。
壁掛け水槽 観葉植物 アクアリウム
用を足しながら、自然に触れる。メンテナンス次第ですが、金魚も飼えます。金魚もかわいそうですし、総務が激オコになっちゃうかもしれませんので、植物なんかをかけると癒されるかもしれませんね。緑を眺めながらの排泄、合わせ技一本勝ち。
すみません、トイレの話ばかりしてトイレに行きたくなったのでこの辺で終わりにします。
それでは、また。
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