30万円以上の腕時計を手放した理由

30万円以上の腕時計を手放した理由

 

どうもこんにちわ、INAZOOです。

 

 

そろそろ男を上げるために高級腕時計の購入を検討するか・・・。

 

 

ちなみに、“高級”と呼べる腕時計の相場としては、だいたい30万円超が基準になります。それは、名の知れた時計ブランドのボーダー価格でもり、品質等から考えても最低でもこの価格帯は死守すべきだからです。詳しくは過去のこちらの記事をチェックしてみてください。

 

↑ 詳しくはコチラの記事をどうぞ

 

かくいう僕も、25歳の時に自分を鼓舞するために、仕事での自信や勢いという名の翼を生やすため、68万円の時計を購入しました。それがコチラ ↓

 

 

はい、控え目に言っても相当かっこいいなぁ・・・と今でも思います。しかし、この腕時計はもう僕の手元にはありません。

 

一生ものにしようと思い購入し、意気揚々と腕にはめ、言いようもない崇高な雰囲気とステータスという重みを感じながら毎日仕事に勤しんでいました。辛い時も自分の腕を見ては鼓舞し、様々な場面を乗り越えてきました。いわば、相棒といっても過言ではないくらい、僕にとってなくてはならない存在でした。

 

 

社畜時代
本当・・・

何で手放した!?

 

 

バブリー
クラブでも話題にして

ナンパしてたよな!ww

 

 

ということで、今回は30万円以上の腕時計というステータスと維持管理のリアルを紹介していきます。購入→売却までを経験した僕なりの目線で解説していきますので参考にしてみてください。

 

今から自分へのご褒美や鼓舞するために高級な腕時計を購入しようと思っている人、既に僕と同じような変遷を経た人、そんな人に読んでもらえれば幸いです。

 



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30万円以上の腕時計魔力の現実

 

長持ちするだの精巧な作りだの様々な理由を上げる方がいますが、一部の時計マニアや時計をこよなく愛する人からすればそういった点が30万円以上する価値でもあり、いっぱしの高級時計と認められうる要因です。

 

しかし、30万円以上の腕時計購入したほとんどの人が享受できる恩恵は、フィクションたるステータスと、自分に生える自信という名の翼のみです。これ以外にありません。

 

勿論、かっこよさなんてものもありますが、同じ形と重さ、同じフェイスをしていても、その時計が1,000円だとしたら、心の底からかっこいいとは言い切れないでしょう。そういうものです。

 

つまり、30万円以上もするものを腕に着けるだけの財力と、ブランドの放つステータスの香り、これが一番の効能だといえます。

 

しかし、実際にステータスや自信という名の翼は生えたのでしょうか?

 

 

答えは、ステータスも自信も付いたと思えるだけです。

 

よーく、字面を見てください。「ステータスと自信が付いた」のではなく、「そう思える」ということ、これに尽きます。

 

今更ながら言うまでもないことですが、時計を買ったからといってあなたの実ステータス(能力や名声)が上がるわけではありません。また、自信も仮初めの自信です。いわゆる、確固たる根拠のない自信ということです。

 

言い換えるならば、ドラクエをやっていて、最初の村にある自宅のタンスから、メタルキングの剣が出てきたらテンションは上がるし、これはイケるかも!?と思いますし、序盤のダンジョンは武器の能力だけでバッサバッサ敵をなぎ倒していけるはずです。

 

しかし、それはあくまで仮初めの能力なため、ダンジョンに出現するモンスターのレベルが上がるにつれて、レベルの低い主人公は成すすべなく敗れ去ることでしょう。

 

要するに、30万円以上の腕時計の持つ魔力って、このドラクエで言うところの、序盤のダンジョンでしか通用しない武器の攻撃力です。つまり、自分のステータスや自信というものは、自分の能力や結果にしか付いてこないものです。その辺が如実に出るシチュエーションは、転職をしたときなどに露骨に直面します。

 

勿論、部不相応なものをつけても、それに合わせようと自分を鼓舞して相応な人間に成長する、なんて話もありますが、いわゆる相応になる前に自分のライフが亡くなってしまったらどうするんでしょうか。30万円以上の腕時計を着けて、自分の実力を謙虚に捉えられるならいいのですが、その仮初めの能力に陶酔したら最後、僕のようになります。

 

社畜時代
ヒートアップしてきたな。

 

勿論、30万円以上の腕時計の魔力を否定しているわけではありません。しかし、あくまで魔力なのであって、それは仮初めのもの、自分のリアルな能力ではないのです。そのため、その腕時計をしていることで盲目的になってしまい、「俺は、どこでも成功できる」とか「この勢いで独立すっか!」なんて思ったらなかなかのオワコンです。

 

ここで断言しますが、30万円以上の腕時計にあなたの能力を上げる力はありません。また、能力があるように錯覚を起こしかねない魔力があります。この魔力を活かせればプラスに働きますが、魔力に溺れれば最終的には金に困って売ることになりますwww

 

また、中途半端なのが、生地30万円以上もするので、少し自身の経済状況が変動した時に、売り出す候補になりやすいわけですね。購入時に抱いた達成感や奮起していた思いも、生活難を前に無力なわけです。

 

よくよく考えてみてください。時計なんか付けていなくても優秀な人は山ほどいます。腕時計があなたを高い地位に持ち上げるわけではありません。結構この辺を勘違いしている人は多いです、特にSIerの営業(過去の自分)。

 

自分の戦闘力をしっかり把握して、それがどれだけ自分にとってプラスなのか、というより、本当にそれでいいの?という観点で選んでみてください。もっと言えば、ステータスが欲しいくらいで時計を買うなら、ウブロとかパテックフィリップとかが買えるようになってからにしましょう。

 

何が言いたいかというと、正真正銘の金持ちか、時計が好きな人でムーブメントの機能美に涎が出る様な人でない限り、単に金持ちのステータスや金を持っていることを暗黙にアピールしたいだけで手を出すと、魔力に溺れる可能性があります。お気をつけて。

 

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リアルな利便性

 

表現が重複しますが、30万円以上の腕時計の力はあくまで、ステータスや自信という名の翼です。では、そんな値段がするんだから、当然のことながら機能面も優れているだろう、と思った方・・・。

 

いいですか、30万円以上の高級腕時計≒自動巻きという公式がほぼほぼ成り立つので、自動巻きを前提に話を進めますが、もっと利便性に優れた時計があるに決まってるじゃないですか!?

 

 

言うまでもないことですが、それは・・・

 

 

スマートウォッチです。

 

 

今はスマートウォッチの方がよっぽど仕事ができる感はあるかもしれませんね。実ステータスを度外視にするような30万円以上の腕時計が評価されない時代になりつつあります。

 

これは自分が時計を売ったからというわけではなく、ミレニアル世代をはじめ、現在の30代から40代前半のビジネスエリート達は、アップルウォッチはしていても、ロレックスなどはしていないわけです。

 

なぜならば、30万円以上の腕時計のほとんどが該当する自動巻き腕時計は、全く持って非合理的なアイテムだからです。

 

自動巻き時計は歴史の中で培われてきたある種の芸術とも言えますが、時折止まったりする秒針や日差何秒なんていう基準自体が、非合理的なわけです。そうです、30万円以上の腕時計は正に合理性からはかけ離れたアイテムなのです。

 

後述しますが、30万円以上の腕時計は精巧な作り故、長持ちしていくためにも、定期的なメンテナンスが必須になってきます。勿論、メンテナンスをしなくても使い続けることはできますが、複雑な作りをしていますので、ムーブメントのパーツが劣化していたり、微細な埃などが詰まり、取り返しのつかない状態になってしまうこともあります。

 

まぁ、この30万円以上の腕時計の非合理性が逆に、手間のかかる一品、育てているような感覚という訳の分からない幻想をもたらすケースもあります。かくいう僕も、メンテナンス費用の妥当性を嫁にこのロジックで説明したことがあります。とはいえ、ダンディズムはやせ我慢とはよく言ったもので、ダンディなものを身に着けるには多少の手間を惜しまないくらいの器も必要ということなのでしょうか・・。

 

対してスマートウォッチはどうでしょう。メンテナンスなんて必要ありません。随時OSをアップデートすれば、不具合にも対応されますし、ハードウェアに依拠しないテクノロジーなら常に最新のソフトウェアを利用できます。

 

このようにステータスや自信といった非合理的なものにお金を使うのではなく、より毎日を効率良く生活し、新しい価値や社会を動かすようなイノベーションを起こすことの方が、昨今のかっこよさやステータスなのではないでしょうか。

 

要するに、従来型の高級スーツと高級腕時計を身にまとったビジネスマンと、Tシャツとハーパンで面白いサービスをバンバン作っているようなファンダーのどっちが今の時代、かっこいいものなのか、そういう視点で見てみると明確かもしれません。

 

30万円以上の腕時計のメンテナンス

 

先述した通り、30万円以上の腕時計には魔力はありますが、あくまでフィクションであり、実際には実に非合理的なものです。そして、その非合理性の最たるものが、数年単位でやってくるオーバーホールというメンテナンスです。

 

オーバーホールを簡単に説明すると、3年~5年に一度の周期で時計メーカーに自分の時計を郵送し、メンテナンスをしてもらうことです。そして、長く使い続けることができる30万円以上の腕時計における寿命を担保するのがこの定期的なメンテナンスになります。

 

要するに必須要件ということですね。ちなみに、時計を売却する時にも、オーバーホール済みがどうかも査定上に大きく影響します。

 

しかし、このメンテナンス費用が結構痛いです。具体的には、大体2万~5万円くらいです。勿論、相応の経済力を保持している人であればそこまで痛くはないかもしれませんが、ステータス目当てで購入した中身のない仮初めビジネスマンにはなかなかキツイ出費となります。しかも3年に一度は必要になるわけです。

 

ちなみに、何故2万~5万円の幅があるのかというと、オーバーホール自体はメーカーでなくてもできることが理由です。つまり、非公式のオーバーホールもあり、いわゆる一般的な時計屋で行う場合には1万~2万円程度の費用で済みます。とはいえ、僕もグランドカレラを持っている時にもそうしましたが、基本的には純正メーカーのオーバーホールをお勧めします。

 

ロレックスであれ、オメガであれ、タグ・ホイヤーであれ、30万円以上の腕時計のラインナップがあるメーカーであれば、自社のプロダクト専門の時計技師(エンジニア)がおり、高価なアイテムですので、安心の技術を持った人間に託した方が断然安心です。

 

一通りオーバーホールをネガティブめに紹介していますが、実際にオーバーホールから戻ってきた時計は見事にピッカピカになって帰ってきます。なんかもう「おかえり♥」って言ってあげたくなるくらいですよ。結局時計が好きな人や愛着のある人はこのオーバーホールを重ねるごとに自分の時計への愛着を更に深めてしまいがちですね。それもそのはずです。いわゆる、離れた時間や距離の分、愛を育む的な話です。

 

いやいや、そんなわけねーだろ、3年に一度で5万もかかるのに、そんな悠長なことは言ってられへんやろ!と思った方は、絶対に買わないほうがいいですよ!

 

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30万円以上の腕時計の評価

 

さて、最終的な評価ですが、ズバリっ・・・

 

30万以上の腕時計は、時計好き以外は要らない

 

これが結論です。僕の僻みや妬みの念は混ざっていませんよ?

 

先述した通り、腕時計に対する価値基準自体が変わってきている現在、非合理的な嗜好品の代表格たる30万円以上の腕時計に大金を払うのは、本当に好きな人以外はお勧めしません。

 

要は、嗜好品なわけです。タバコやお酒の類と一緒で、それ自体に我々をスキルアップさせたり、社会的評価をもたらすものではありません。あくまで、その気になるだけのアイテムです。

 

お酒を呑んで気が大きくなっている人、タバコを吸っている姿がワイルドでかっこいいと思ってしまっている勘違い系。30万円以上の腕時計をすれば、生まれ変わると信じて止まない人は、いわばこれと一緒です。

 

そういった現実をしっかり見つめた上で、本当に自分にとって30万円以上の腕時計が必要なのかどうかを考えてみてください。

 

それでは、また。